はしか患者の発生 症状出たら電話してから医療機関の受診を

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兵庫県は8日、県内に住む20代の男性が感染力が非常に強いといわれるはしかに感染したと発表しました。

感染が確認されたのは、丹波健康福祉事務所管内に住む20代の男性です。

2月24日にアラブ首長国連邦から帰国した人の感染が確認され、健康福祉事務所が同じ飛行機に乗っていたこの男性の体調を確認したところ、発熱や発疹などの症状がみられ、検査の結果、3月8日に陽性が判明しました。

男性は自宅で療養中で、感染の可能性がある期間に公共交通期間の利用はないということです。

はしかは麻しんウイルスによって引き起こされ、感染力が非常に強いといわれていて、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症するということです。

症状は、まず38度前後の発熱、咳、鼻水、結膜充血がみられ、その後下降した熱が再び高熱となり、発疹がでます。

兵庫県感染症対策課感染症班では、はしかの症状が出たら、電話をしてから医療機関を受診するよう呼び掛けるほか、はしかにかかったことがない人やワクチン接種が1回だけの人(20代後半〜40代半ば)は十分な免疫を獲得していない可能性があるとして、注意を呼び掛けています。

県内では、2023年に2人、2022年に1人の感染が確認されています。 感染症班は、「はしかについては、日本は排除状態にあると、WHOより認定されておりますが、最近、海外からの輸入例などからの感染事例が報告されており、引き続き必要です」と発表しています。

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