自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件をめぐる衆議院の政治倫理審査会で、安倍派で事務総長を務めた西村康稔前経済産業大臣は、「会計には関与していない」と語りました。
政倫審に出席した西村康稔前経済産業大臣は兵庫9区選出の衆議院議員で、2021年10月からおよそ10カ月間、安倍派で事務総長を務めました。
西村前大臣は、安倍派の政治資金パーティー券の販売ノルマを超えた資金還流については、「歴代派閥の会長と事務局長との間で長年、慣行的に扱われてきた」と述べました。
【西村前大臣】
「いつから行われたかについては承知をしておりません。事務総長はこのことを含めて会計には関与しておりません。私は今回の問題が表面化するまで収支報告書に記載されていないことを知りませんでした」
「国民の皆さまの政治不信を招いたことについて、知らなかったとは言え清和会の幹部の1人として 深くお詫び申し上げます」
【立憲民主党 枝野幸男衆議院議員】
「知らなかったというんだったらそれなりのきちっと説明をしていただかないと、ただ知りませんでしたと言われてもそれは納得できないがいかがですか?」
【西村前大臣】
「私自身は 私の会計責任者である秘書が収支報告書の記載の仕方をしていたことについては、その時点では知りませんでした」