■キックで打開
<リーグワン1部 第7節>
コベルコ神戸スティーラーズ 27-17 リコーブラックラムズ東京(2/25)
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ラグビー・リーグワン1部、コベルコ神戸スティーラーズは2月25日、リコーブラックラムズ東京(BR東京)と駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で対戦した。
雨でボールコントロールに苦労したスティーラーズは、キックで局面打開を図った。
前半12分、スタンドオフのブリン・ガットランドがハーフウェイライン付近から蹴ったボールを、突進してきたセンターのナニ・ラウマペがキャッチ。
そのまま中央に飛び込んで先制トライを挙げた。
後半3分には、相手がこぼしたボールをウイング松永貫汰が相手陣内へゴロキック。
自ら俊足を飛ばしてインゴールに走り込み、ボールを押さえた(ペナルティトライ)。
BR東京に3点差に迫られた後半26分には、相手陣内からセンター李承信(リ・スンシン 日本代表)が右へ絶妙なキックパス。
走り込んだウイング山下楽平がキャッチし、そのまま右スミに飛び込むスーパープレイでBR東京を突き放した。
■“ラスト2枠”めざす
スティーラーズは、開幕2連勝のあと3連敗したが、再び連勝して4勝3敗。
貯金を「1」とし、6位に浮上した。
リーグワン1部は4位以上がプレーオフに進んで優勝を争う。
デイブ・レニー ヘッドコーチは試合後、勝点で差をつけている埼玉パナソニックワイルドナイツと東芝ブレイブルーパス東京がトップ4に入る可能性が高いとし、スティーラーズがラスト2枠に入れるかどうか、これからの数週間が重要とコメントした。
次戦は3月3日、勝点で並ぶ5位トヨタヴェルブリッツと東大阪市花園ラグビー場で対戦する(午後2時30分開始)。
(浮田信明)