洲本市のふるさと納税をめぐり元職員による不適切な事務処理を調査する百条委員会の証人尋問が行われ、竹内前市長が「報告はなかった。認知していない」と証言しました。
証人尋問で証言したのは、2010年から22年まで洲本市長を3期12年間務めた竹内通弘さんです。
ふるさと納税をめぐって洲本市は、基準を超える高額な温泉利用券を返礼品として寄付者に送っていたことから制度の対象から2年間除外されています。
市の第三者調査委員会の調査では、違法、または不適切な事務処理や350を超える返礼品に違反が見つかっています。
きょうの証人尋問は撮影が認められませんでした。
竹内前市長は、「私の至らぬ管理能力の欠如によって発生し、市民の信頼を損なった。この2年間罪悪感にさいなまれている」と語りました。
温泉利用券やおせち料理など不適切な事務処理や違反について「部下から報告はなかった。認知していない」と繰り返しました。
また洲本市が虚偽の報告書を作成し、総務省に提出したという指摘に関しては、「指示したことはなく遺憾」と証言しました。