有料試飲は全額能登半島地震の義援金として寄付 菊正宗酒造で蔵開き

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日本酒の仕込みが最盛期を迎える中、兵庫県神戸市東灘区の菊正宗酒造で、搾りたての新酒を振る舞う「蔵開き」が2月17日に開かれ、多くの人でにぎわいました。

日本一の酒どころ「灘五郷」で360年を超える歴史がある日本酒大手・菊正宗酒造の蔵開きには、朝から多くの日本酒好きが訪れました。

会場では、入り口で訪れた人に搾りたての新酒が振る舞われた他、開きたての酒樽から注がれた升酒が用意されました。

また、芳醇な味わいが特徴の「百黙」などが飲み比べできる有料の試飲コーナーも設けられ、両手いっぱいに日本酒を抱えている人の姿も見られました。

(訪れた人)
「コロナの時はなかったから寂しかったんですけど、酒飲みにとっては楽しみの2月です」
「びっくりしました。これだけいっぱいいるから、酔っ払いが」
「いっぱい飲んだら能登半島地震の義援金になるのでいっぱい飲みます。神戸も助けてもらったから、今度はできることがあったらと」

(菊正宗酒造 嘉納治郎右衞門社長)
「有料試飲に関しては全額、能登半島地震の義援金として寄付させていただく。日本酒の良さ楽しさを皆さん感じてもらえたらなと」

訪れた人たちはほろ酔い気分で、イベントならではの味を堪能していました。

 

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