国際化が控えている神戸空港では、きょう、開港18周年を記念するイベントが行われ、航空会社のスタッフらが、乗客を見送りました。
きょうで、開港から丸18年となった神戸空港では、各航空会社のスタッフと空港を運営する関西エアポートの職員ら合わせておよそ30人が横断幕を掲げて、開港18周年をPRしました。
また、関西3空港の公式キャラクター「そらやん」も駆け付け、スタッフらと一緒に飛行機に向かって手を振るなどして、搭乗客を見送りました。
神戸空港は関西空港を補完する国内線限定の空港という位置付けで2006年2月16日に開港しました。
開港当初、1日の発着枠は60回に制限されていましたが、2019年には規制緩和が実現し80回に拡大。
現在では、北は北海道から南は沖縄まで全国12の都市に就航していて、去年は旅客数が過去最多の343万人となり、国内10位の空港にまで成長しました。
来年は発着枠が120回に拡大し、大阪・関西万博の開催に合わせた国際チャーター便の運用が開始する他、2030年をめどに国際定期便が就航することが決まっていて、空港の利用客も利便性の向上に期待を寄せます。
また、きょうは午後から、神戸と青森や長野など各就航地との連携を検討するサミットが開かれ、空路で「第2のふるさとづくり」をテーマに、観光やビジネスなどの面で、何度も訪れたくなる地域の実現についての議論が交わされました。
神戸市は、おととい発表した新年度予算案で、新ターミナルの整備や交通アクセスの強化などに合わせておよそ185億円を計上していて、神戸空港の国際化に向けた整備を進めていくとしています。