日本維新の会の県組織・兵庫維新の会に所属する宝塚市の市議が、会の経理担当時代に党費などを着服したとして、除名処分を受けました。
兵庫維新の会から今月12日付けで除名処分を受けたのは、宝塚市の田中美由紀市議(37)です。
兵庫維新の会によりますと田中市議は、議員就任前、会の事務局で経理担当だった2019年1月から2022年4月ごろまでの間、私的な物品を経費で購入し、フリマサイトで販売したり、架空の伝票を作成し、会の口座から現金を引き出すなどして、少なくとも数十万円着服していたということです。
去年、内部監査の一環で、過去の帳簿を再検証した際に不正な経理処理が見つかったということで、田中市議は着服を認め、「市民に申し訳ない」などと話しているということです。
兵庫維新の会は田中市議に対し、議員辞職を勧告するとともに、着服した党費の全額返還を求めていて、田中市議も応じる意向を示しているということです。