江戸時代から現代に至るまでのひな人形を一堂に集めた「ビッグひなまつり」が、兵庫県小野市の好古館で開かれています。
幅9メートル、高さ3メートルの巨大なひな壇には、華やかな衣装をまとったひな人形がずらりと並んでいます。
この「ビッグひなまつり」は、ひな人形を見て日本の伝統文化に触れてもらおうと、小野市の好古館で2012年から毎年、この時期に開かれています。
13回目となる今回は江戸時代後期から平成にかけてのひな人形や飾り道具など開催以来、最大規模の81組685体が飾られています。
昭和30年代の豪華な御殿飾りや明治後期の内裏びなが初めて展示されており、訪れた人は細やかで美しい伝統工芸に見入っていました。
(訪れた子ども)
「いろんな顔があって、ちょっと面白い顔もあってかわいかった」
(小野市立好古館 粕谷修一副館長)
「特に若い方に見てほしい。最近は家の形も変わり、大きなおひなさまを飾ることがなくなった。そういう方に日本の伝統文化であるひな祭りとはこういうものだと見てほしい」
「ビッグひなまつり」は、小野市立好古館で3月31日まで開かれています。