兵庫県丹波市では、無病息災などを願い、鬼が寺の境内を練り歩く伝統行事「鬼こそ」が行われました。
丹波市の常勝寺に伝わる「鬼こそ」は、600年以上続くとされる伝統行事で、檀家でつくる保存会が継承し、毎年2月11日に行われています。
寺の開祖・法道仙人が村人を苦しめる鬼を改心させたという伝説にちなみ、太鼓や鐘の音が鳴り響く中、地元の小学生が扮する法道仙人に続いて4匹の鬼が登場。
たいまつや太刀を手に足を大きく上げて、一歩一歩ゆっくり境内を練り歩きます。
最後に、家内安全などのご利益があるとされるたいまつが参拝者に投げ与えられ、それぞれ手に取っていました。
訪れた地域の人たちはたいまつを家に持ち帰り、一年の無病息災や五穀豊穣を祈るということです。