兵庫県は、犯罪被害者やその家族の経済的な負担を減らそうと、見舞金制度を創設する方針を明らかにしました。
兵庫県庁では、1997年の神戸連続児童殺傷事件で次男を亡くした土師守さんらが、犯罪被害者を支援する取り組みについて意見を交わしました。
県は今年度、犯罪被害者の支援に特化した条例を制定。これまで経済的な支援などについて検討を進めてきました。
これを受け、斎藤知事は5日、犯罪被害者やその家族の予期せぬ経済的な負担を減らすため、見舞金制度を創設すると発表しました。
制度では、犯罪による死亡で30万円、治療期間が1カ月以上と診断されたけがや病気で10万円を支給します。
県は、見舞金制度を新年度の予算案に盛り込むとしています。