世界文化遺産の国宝・姫路城では、来月から始まる冬の特別公開を前に、「西小天守(にし・こてんしゅ)」の報道陣向けの内覧会が行われました。
国宝・姫路城では毎年この時期に冬の特別公開として普段は立ち入りが禁止されているエリアを公開。
ことしは世界遺産登録30周年を記念して西小天守の内部が初めて公開されます。
姫路城は大天守と3つの小天守(こてんしゅ)がつながった「連立式天守」が特徴です。
西小天守は大天守の西南に位置し、敵兵の攻撃から大天守を守るための最後の拠点として建てられました。
内覧会では地下2階、地上3階建ての構造や大天守へつながる扉が公開されました。
また、窓からは、難攻不落とされた姫路城の高い防御力を示す複雑に配置された門や、迷路のような登城ルートが見下ろせます。
冬の特別公開は2月1日から2月末までで、東小天守(ひがし・こてんしゅ)や乾(いぬい)小天守など5つの非公開エリアも合わせて公開されます。