神戸徳洲会病院で男性医師が担当したカテーテル手術の後に複数の患者が死亡した問題で、遺族や患者を支援する弁護団が病院に対し、適切な調査の実施を求める申し入れ書を送りました。
神戸徳洲会病院を巡っては、去年6月、カテーテル治療や検査後などに複数の患者が死亡していたことが発覚し、8月には、安全管理体制に不備があったとして神戸市が行政指導を行っています。
これまで病院は、医療安全対策室長が報告した死亡事例2件について医療事故調査制度に基づいた調査を進めていますが、弁護団は、その他の調査対象になるべき事例を病院が対象外と判断している可能性があるとして、調査を適切に実施するよう求め、1月22日に申し入れ書を送りました。
申し入れを受けた神戸徳洲会病院は、「グループの顧問弁護士に相談しており、今後、対処してまいります」としています。