持病の糖尿病見落とし患者死亡か 神戸市が神戸徳洲会病院に改善命令へ

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神戸徳洲会病院で、入院中に死亡した70代の男性患者が糖尿病の適切な治療を受けられていなかったとして、神戸市が、近く医療法に基づく改善命令を出す方針であることが分かりました。

神戸市垂水区の神戸徳洲会病院では、去年6月、カテーテル治療や検査後などに複数の患者が死亡していたことが発覚し、神戸市は、安全管理体制に不備があったとして8月に行政指導を行いました。

市のその後の調査で、新型コロナ感染で入院し去年9月に死亡した70代の男性患者の主治医だった院長が持病の糖尿病を見落とし、インスリンの投与など必要な対応を行っていなかった可能性があることが分かったということです。

神戸市によりますと、病院側は全面的に事実を認めているということで、医療体制の不備があったとして、1月中にも医療法に基づく改善命令を出す方針です。

兵庫県内で改善命令が出されるのは初めてで、今後、病院側に安全管理の改善計画書の提出を求め、従わなければ、業務停止などの罰則の対象となります。

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