兵庫県三木市は16日、市立小中学校で児童や生徒の個人情報が記載された文書を紛失したと発表しました。
三木市教育委員会によりますと、2023年12月、市立学校で公文書を保管する金庫を整理していたところ、転出した生徒の個人情報などが載っている「除籍簿」が見当たらないことが判明。
教育委員会が市立の全学校に公文書の紛失がないかどうか調べるよう指示したということです。
その結果、緑が丘小学校、別所中学校、旧志染中学校で、合わせて160人分の指導要録など個人情報が記載された文書が無くなっていたことが分かったということです。
指導要録には児童や生徒の名前、性別、生年月日、指導の記録などが記載されていて、文書によって保存期間が定められているものの、その期間を前に、誤って廃棄してしまった可能性が高いということです。
このほか、旧中吉川小学校で、卒業証書台帳が無くなっていることも分かっています。
三木市教育委員会は「再発防止策を徹底し、市民の皆さまの信頼を回復できるよう努めてまいります」とコメントしています。