兵庫県豊岡市では、1年の無病息災などを願って作った大きなわらじと草履を奉納する伝統行事が行われました。
兵庫県豊岡市日高町田ノ口地区で毎年「成人の日」に行う「賽の神祭」は、巨大な履物を飾ることで地区内に体の大きな神がいることを示し、悪霊などを追い払う厄除けの神事です。
地域のお堂に集合した住民たちは、持ち寄った稲わらで長さおよそ1.5メートルのわらじと草履を4時間ほどかけて編んだあと、完成したわらじと草履を神が宿るとされる石まで運びスギの幹につるして奉納しました。
わらじと草履は、来年の「成人の日」までこの場所にまつられます。