生活困窮者らに、年末年始を少しでもあたたかく過ごしてもらおうと、神戸で支援団体による炊き出しが行われています。
兵庫県神戸市の東遊園地で行われた炊き出しは、路上生活者や生活困窮者らを支援するNPO法人「神戸の冬を支える会」などが、阪神淡路大震災が起きた1995年から毎年続けているものです。
会場では、2024年1月4日まで毎日、日替わりでボランティア団体などが温かい食べ物を提供し、初日は、海鮮がゆが振る舞われました。
この他にも、温かいコーヒーやお茶、バナナ、また、使い捨てカイロや栄養ドリンクなども配られました。
厚生労働省によりますと、路上生活者の数は年々減少しているということですが、物価の上昇などにより、生活支援を必要とする人は多く、「神戸の冬を支える会」では、継続的な支援が必要だとしています。
炊き出しは2024年1月4日まで続けられ、会場では、弁護士や司法書士による無料の法律相談も受けられるということです。