兵庫県は12月26日、不登校の児童や生徒が過ごす小中学校のサポートルームで学習などをサポートする支援員の配置に向け、支援に取り組んでいくと発表しました。
兵庫県では、増加する不登校への対策として、「不登校の未然防止」や「不登校傾向にある児童・生徒の早期発見」などを柱とした「ひょうご不登校対策プロジェクト」を推進しています。
文科省によりますと、県内では1校あたり平均して小学校で6人、中学校で26人が不登校だということです。
こういった状況を受け、兵庫県では、不登校の児童や生徒が校内で過ごすサポートルームで学習や生活の支援を行う「不登校児童生徒支援員」について、2024年度、神戸市を除く県内の小学校4校に1人、中学校は1校につき1人の配置を目指すということです。
(兵庫県 斎藤元彦知事)
「(支援員は)教員OBのみならず、PTAや保護者の方、地域の方々、地域の人材を活用させていただきたいということで、教員免許の保持というのは不問にしたい。生徒にとってもきめ細やかなサポートをすることで、自主学習や生活の支援、芸術活動もできる」
支援員の配置にかかる費用は県と、市や町が半分ずつ負担するということです。