山陽自動車道の尼子山トンネル内で起きた車両火災の影響で、播磨ジャンクションと赤穂インターチェンジ間の下り線で続いていた通行止めが15日、3カ月ぶりに解除されました。
ことし9月、相生市と赤穂市にまたがる山陽自動車道の尼子山トンネルで、走行していた10トントラックが炎上し、後続の車両22台に燃え移りました。
この火災の影響で、トンネル内のコンクリートの壁や天井が400メートルにわたってはがれ落ちるなどしたため、播磨ジャンクションと赤穂インターチェンジ間の下り線で通行止めが続いてました。
道路の舗装や設備の補修などを進めてきたNEXCO西日本は、復旧作業が完了し、トンネル内の安全が確認できたとして、15日午前11時、およそ3カ月ぶりに通行止めを解除しました。
NEXCO西日本によりますと、今回の復旧工事は元の状態に戻すことを目的にしたもので、事故前に設置されていなかった排煙装置やスプリンクラーは今回も設置していないということです。