プロ野球・阪神タイガースの新人選手入団発表会が12月11日に開かれ、新人選手たちが、縦じまのユニホームに袖を通しました。
11日午後、大阪市内のホテルで開かれた新人選手入団発表会は、チームを38年ぶりの日本一に導いた岡田彰布監督が同席し、支配下6人、育成2人の計8選手が意気込みを語りました。
1位入団は地元・西宮市出身、青山学院大学の下村海翔投手(21)。最速155キロのストレートと、精度の高い変化球が持ち味で、1年目から活躍が期待されるピッチャーです。
背番号は、かつて小林繁さんや藤浪晋太郎投手ら、右の名投手が背負った「19」に決まりました。
(下村海翔投手)
「偉大な先輩方がつけられてきた番号だと思うんですけど、いずれは「阪神の19番は下村」と言ってもらえるような選手を目指して頑張りたいと思います。兵庫県西宮市出身なので、プレーで西宮を盛り上げられるように精一杯頑張ります。よろしくお願いします」
2位は大阪府出身、四国・独立リーグから入団の椎葉剛投手(21)。身長182センチの高さから繰り出される力強い直球が武器で、クローザーとしての活躍が期待されています。
背番号は26番に決まりました。
(椎葉剛投手)
「小さい頃から阪神タイガースに憧れていたのですごくうれしく思っていますし、袖を通すことでやっとプロ野球選手になったんだなという実感が湧いてきました。タイガースの絶対的守護神になれるよう頑張りたいと思っています」
初めて縦じまのユニホームに袖を通した新戦力に、岡田監督は…。
(岡田彰布監督)
「ことしはピッチャーを多く指名させてもらったんですけど、(投手5人、野手3人)そういう意味で即戦力というか、ことしは最終的には日本一を勝ち取ったんですけど、チームも発展途上でまだまだ強くなる要素を含んでいますし、ここにいる1人でも2人でも3人でもそこに加わってもらえればもっと強い理想のチームができあがってくると思うので、非常に期待しています」
選手たちは年明けに入寮し、プロとしての体力を付けた上で、2024年2月に始まる春季キャンプに臨みます。