「アニメを通して現状を知ってほしい」人権週間に合わせウクライナ映画上映会

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12月10日までの人権週間に合わせて、6日に兵庫県川西市で、ウクライナのアニメ映画が上映されました。

世界の人権問題について考えてもらおうと川西市が開いた無料の映画上映会。

会場では、2023年に日本で初めて公開されたウクライナのアニメーション映画「ストールンプリンセスキーウの王女とルスラン」が上映されました。

騎士にあこがれる役者ルスランが、魔法使いにさらわれた王女ミラを救い出す物語。
人を思う愛の力、そして平和への願いが込められています。

日本での劇場公開を実現させた川西市出身の粉川なつみさん。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、「自分にできることはないか」と考え、個人で会社を設立。ほぼ全財産を費やし、日本での配給権を購入しました。

(川西市出身 粉川なつみさん)
「最初はウクライナ支援、ウクライナの戦争が始まって、何か自分にできることはないかなと思ったところからスタートしたんですけど、今暗いニュースしかないからこの映画の公開がウクライナの人にとっても『すごくいいニュースになると思う』と言われ、すごい使命感が湧いてそれで行動に移せたという感じです」

上映会に訪れた市民たちは映画を鑑賞し、ウクライナの平和に思いをはせていました。

(映画を見た人は―)
「思ってたより映像がすごくて満足しました」
「プリンセスと一般の方の恋だったんですけど、そういうところが人権に関わってくるところなのかなと。繊細なところまで(キャラクターの)表情が豊かで見ててすごい楽しかったですね」
「こういった平和を愛する人たちが、また平和な生活が戻るようにしてほしいなと」

また、会場では映画のグッズ販売も行われ、売り上げの利益の一部はウクライナ支援に充てられるということです。

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