受刑者の口の中に消毒スプレーを噴射したとして、加古川刑務所は12月8日、20代の刑務官を書類送検したと発表しました。
特別公務員暴行陵虐の疑いで神戸地検姫路支部に書類送検されたのは、加古川刑務所の法務事務官看守の男(26)です。
加古川刑務所によりますと、男は2022年5月、受刑者に口を開けるよう指示し、消毒用のスプレーを口の中に1回吹きかけた疑いが持たれています。
現場を目撃した職員が上司に報告し、発覚しました。
加古川刑務所は、捜査に支障があるとして男の認否を明らかにしていません。
小松一俊所長は、「捜査の状況も見極めながら速やかに必要な調査を遂げ、人事上の処分も含めて厳正に対処してまいります」とコメントしています。