兵庫県豊岡市では、正月飾りなどに使われる葉ボタンの出荷が始まっています。
豊岡市出石町にある「みどり園芸」では、白や紫に色づいた葉ボタンが出荷の時期を迎えています。
見頃を迎える冬の時期に成長が止まり、害虫もほとんど発生しない葉ボタンは、正月に門松の飾りとして使われるなど、冬の風物詩として人気を集めています。
こちらの農園では、紫やピンクをはじめとした5色の品種約2800株を栽培していて、2023年は長く続いた暑さの影響で、発色が遅れましたがようやく色づいてきたということです。
(みどり園芸 中尾輝子さん)
「赤は出るんやけど白がいい色にならなくて品物になるんかなって。何でって問いかけるんだけど返事はしてくれない。でもこうしてきれいな白になってくれた。ちょっと色が出たら、あーきれいになった、うわーうれしいって」
「みどり園芸」の葉ボタンは12月末までの出荷を予定していて、単品や寄せ植えにして販売しているほか、豊岡市内の直売所でも購入できるということです。