■浮つく余裕もない
サッカーJ1の優勝争いが大詰めを迎えた。
2位の横浜F・マリノスが、24日夜の新潟戦に引き分けるか敗れ、首位・ヴィッセル神戸が25日の名古屋戦に勝利すると、ヴィッセル神戸の初優勝が決まる。
24日にマリノスが勝利した場合、25日のヴィッセルV決定はない。
吉田孝行監督は24日午前の練習後、オンラインでの取材を受けた。
「(明日は)久しぶりにノエスタで(試合を)できるので楽しみだ。勝点3を取って終わりたい。(きょうのマリノスの結果にかかわらず)自分たちは勝点3を取らなければ目標は達成されない。自分たちの試合に勝たないと何も始まらないので、(選手は)集中してやってくれると思う。浮つく余裕もない。名古屋のディフェンス陣は固いので、先制点がカギになる」。
また前日に神戸と大阪で阪神とオリックスが行った優勝パレードについて問われ、「阪神とオリックスは、関西に希望と勇気を与えてくれた。自分たちも神戸から関西を盛り上げていければ」と語った。
■もうあと一歩
練習後、オンライン取材に応じたDF酒井高徳は、
「ホーム最終戦を勝利で終わることが、シーズンを支えてくれたサポーターへの恩返しだ。先とか後とか、相手の順位とか関係なく、自分たちが勝つことを求めて試合をする。自分は神戸を強くする、優勝させるという思いで神戸に来た。それがもう、あと一歩のところまで来ている」と語った。
(浮田信明)