【高校ラグビー】兵庫代表は報徳学園、3年連続の“花園”

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  • (中央)報徳学園 WTB長谷川 諒/ユニバー記念競技場・補助競技場(神戸市)

  • サンテレビの放送席

  • 報徳学園 SO菊川 迪キャプテン

■高校ラグビー兵庫県大会決勝

報徳学園 26-5 関西学院(11/18)
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第103回全国高校ラグビー兵庫県大会の決勝戦が11月18日、神戸・ユニバー記念競技場の補助競技場で行われ、報徳学園が関西学院を破り、3年連続49回目の優勝を果たした。

試合はサンテレビで生中継し、吉識(よしき)典史さん(兵庫県高体連ラグビーフットボール部 強化委員長)が解説を務めた。

■強風下の戦い

試合開始前から強い風が吹き荒れ、関学の最初のラインアウトは風でボールが流されて「ノットストレート」(ボールを真っすぐに投げ入れていないこと。相手ボールのスクラムとなる)と判定されるほど。

前半、風上の報徳は、まずプロップ森下陽希が先制のトライ。

さらにスタンドオフ菊川迪(ゆう)のキックを、ウイング長谷川諒がキャッチしてそのままトライを決めた。

吉識さん:「空いたスペースに正確なキックを落とせるのが菊川君の特長。難しいキックキャッチだったが長谷川君もスキルが高い」。

このあとスクラムハーフ日比野陽穂もトライし、前半は報徳が21-0とリードした。

後半、サイドが代わって関学が風上に。
開始早々、報徳陣内に攻め込み、フランカー杉田奏斗が飛び込んでトライ。

吉識さん:「風上に立ってすぐ得点できたのは大きい」。

しかし、その後は風下の報徳が関学に追加点を許さず、逆に試合終了まぎわ、センター黒澤俊介が独走。パスを受けた長谷川がダメ押しトライを決めた。

■「昨年を超えたい」

報徳は12月27日に開幕する全国大会(東大阪市花園ラグビー場)に出場する。

昨年の報徳は、春の選抜と夏の7人制で優勝して全国2冠に輝き、花園でも快進撃を見せたが、決勝で東福岡に敗れた。

試合後、サンテレビのインタビューに答えた菊川キャプテンは、「去年のようなタレントはいないが、全員がひたむきにディフェンスするのが今年のチーム。去年は2位だったので、今年はそれを超えられるように、1位になりたいと思います」

吉識さんは報徳について、「(キャプテンが)ひたむきにと言っていたのが如実に現れた。15人全員が立って空いたスペースを作らず、一丸となってディフェンスできた。全国でも楽しみです」と称えた。

試合はユーチューブのサンテレビチャンネルで視聴できる。
(浮田信明)

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