赤穂市の伝統織物「赤穂緞通」の歴史と魅力を紹介する特別展が、赤穂市立歴史博物館で開かれています。
木綿を使った手織りの高品質なじゅうたんである赤穂緞通は、模様のバリエーションが多いのが特徴で、佐賀の鍋島緞通、大阪の堺緞通と並んで「日本三緞通」の一つです。
この特別展は、明治時代に赤穂緞通を考案・商品化した児島なかの生誕200年を記念して、赤穂緞通の歴史を戦前に織られたものと関連する資料で紹介しています。
この緞通は6畳敷きの大きさで、現存するものでは最大とみられています。
また、記録にしか残ってない、藤の木の繊維を活用した「藤緞通」を、緞通作家の見並なおこさんが復活させた作品も特別展示されています。
この特別展は、来年1月23日まで開かれています。