阪神淡路大震災からの復興を支えてくれた多くの人に、感謝と友情の気持ちを伝える11回目の神戸マラソンが開かれ、約2万人のランナーが神戸の街を駆け抜けました。
午前9時前、スタート地点の神戸市役所前では、阪神淡路大震災や東日本大震災などで犠牲となった人たちへ、黙とうが捧げられました。
そして、午前9時。復興の象徴・ひまわりにちなんだ黄色い手袋を身につけたおよそ2万人のランナーがスタートしました。
今大会のキャッチフレーズは『「ありがとう」を、この街と』。
ランナーたちはそれぞれが感謝の気持ちを胸に、長田区の鉄人28号のモニュメント前や須磨海岸を駆け抜けて、明石海峡大橋で折返し、フィニッシュの神戸・ポートアイランドを目指しました。
フィニュッシュしたランナーは「坂に苦しめられましたが、楽しかったです」「沿道の応援がすごいうれしかったです」「しんどかったけど、楽しかったです」
男子はケニアのバーナバ・キプコエチ選手が2時間11分19秒で初優勝。
日本人トップは6位に入賞した横田佳介選手でした。
女子は、地元神戸市出身初出場の堀江美里選手が初優勝を果たしています。