巨大地震に備え、石油コンビナートでの火災や危険物の流出を想定した訓練が16日、赤穂市で行われました。
関西電力の赤穂発電所で行われた合同訓練には、県の職員や消防、また自衛隊や海保などからおよそ100人が参加しました。
訓練は、南海トラフ巨大地震が発生し、発電所を含むコンビナートで危険物が流出して火災が発生している想定で行われました。
訓練ではドローンを飛ばして収集した情報をもとに、消防や自衛隊による消火活動と負傷者の救助活動が展開されたほか、医療関係者たちがトリアージを行い救護の手順を確認しました。
また、海上では流出したオイルの被害が拡大しないようオイルフェンスが張られ、海面の清掃と回収訓練が行われました。
大規模災害に備える石油コンビナートでの訓練は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりで、参加者は、各機関との連携を重視した実践的な訓練に取り組んでいました。