一般のドライバーが有料で客を運ぶ「ライドシェア」を取り入れている兵庫県養父市を、11月4日に河野太郎デジタル大臣が視察に訪れました。
11月4日、河野大臣が養父市を訪れ、市が取り組むライドシェア事業「やぶくる」の運用状況を確認しました。
「やぶくる」は、タクシー不足を解消するため、地域住民がマイカーを使い有料で客を運ぶもので、市が国家戦略特区の指定を受け5年前に始まりました。
ライドシェアは、過疎地の住民の移動手段として期待され、河野大臣は規制の見直しに向け意欲を示していますが、安全確保やタクシー会社への経営圧迫などの課題が指摘されています。
(河野太郎 デジタル相)
「地域の足がないというのは全国で年配の方を中心に日々感じられていることですから、これからさまざまな規制改革についてしっかり議論していきたい」
ライドシェアの導入を巡り、政府は6日に有識者らによる初会合を開いていて、年内に一定の報告をまとめる方針です。