10月30日未明、明石海峡で神戸海上保安部の巡視艇が、底引き網漁が禁止されている海域で漁を行っていた漁船を見つけました。漁船には船員が乗っておらず、船員が海に飛び込んだ可能性があるとみて、海保などが捜索しています。
神戸海上保安部によりますと、30日午前2時40分ごろ、明石市の林崎港から南西におよそ530メートルの沖合で、底引き網漁が禁止されている海域で漁を行っている漁船を海保の巡視艇「きくかぜ」が見つけました。
漁船は「明石丸」で、巡視艇が停船するよう求めたところ、応じたということですが、職員が船内を捜索したところ、人の姿を確認できなかったということです。
神戸海上保安部の職員が、漁船後部の甲板の上に少なくとも船員1人がいたことを確認していることから、船員が海に飛び込み逃走した可能性があるとみて、海保や消防などが周辺を捜索しています。