70代女性が6000万円詐欺被害 現金1000万円振り込んだ記録も

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10月26日午後5時ごろ、兵庫県神戸市東灘区に住む70代の女性が、「約6000万円をだまし取られた」と警察に届け出ました。警察は、特殊詐欺事件として調べています。

警察によりますと、2023年1月下旬ごろ、女性の携帯電話にカード会社を名乗る男から、「サイト利用料金の未払いがあります」「コンビニで電子マネーカードを買って払ってください」などとうその電話がありました。

女性は指示されるまま、近くのコンビニ3店舗で計80万円分の電子マネーカードを購入し、カード番号を伝えたということです。

その後も、サイバーセキュリティーセンターの職員を名乗る男から「サイバー保険に入ってください」「警察があなたの身柄を拘束すると言っているので身元保証金が必要」などとうその電話があり、女性は9月ごろにかけて計約6000万円をだまし取られました。

中には、示談金の名目で現金800万円を宅配便で送った記録や、身元保証金として1000万円を銀行に振り込んだ記録もあったということです。

女性はそれぞれの電話の際に、「お金は自分のところに戻ってくる」と聞かされていて、10月下旬に、サイバーセキュリティーセンターに電話しましたがつながらなかったため、詐欺被害に気付いたということです。

警察は、特殊詐欺グループによる犯行とみて詳しく調べるとともに、「サイト料金の未払いがあります」などと言って電子マネーカードの購入を要求したり、現金を送付させるなどの行為は絶対に詐欺なので、警察に相談してほしいと呼び掛けています。

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