全国11の金融機関で起きた送金障害で、システムを運営する全国銀行資金決済ネットワークは、12日、復旧に向けた対応が完了したと発表しました。
三菱UFJ銀行やりそな銀行など、全国11の金融機関で起きた送金障害で、システムを運営する全銀ネットはきょう復旧に向けた対応が完了したと発表しました。
午前9時時点で問題なく稼働していることを確認したとしています。
10日の午前に発生した障害は、システムと金融機関をつなぐ「中継コンピューター」の不具合が原因で、この機器を使わない形での振込作業を強いられました。
銀行の利用者に影響が出る障害は、1973年の稼働以来、初めてです。
全銀ネットによりますと影響を受けた取引はおよそ506万件に上るということです。