兵庫県香美町で10月下旬に開通する、国道9号の笠波トンネルで10月11日、トンネル内の事故を想定した防災訓練が行われました。
香美町村岡区に完成した笠波トンネルでの訓練は、トンネル内で車両2台が接触事故を起こし、火災が発生した想定で行われ、地元の警察や消防から35人が参加しました。
国道9号の笠波峠付近は、勾配がきつく、積雪のある冬場は大型車の立ち往生が発生する難所だったため、国交省が峠周辺の4.6kmの区間で拡幅工事を進め、今回、トンネルを含む2.4キロが完成。 11日、開通に先だっての防災訓練を迎えました。
訓練では、負傷者の救助や消火活動を関係機関が協力して行いました。
(国交省豊岡河川国道事務所 三浦淳副所長)
「開通前に消防、警察と連携して機器の位置や設備の状況を確認いただきながら今回の訓練に至りました。本番さながらの緊張感ある訓練で大変良かったと思います」
笠波トンネルは、10月22日の午後3時ごろに開通する予定です。