【Bリーグ】新生・神戸ストークス、「メモリアルな1年に」 10/5にリーグ開幕

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  • B2神戸ストークス 2カロンジ磯山パトリック /©Bリーグ

  • 開幕を前に練習する神戸ストークス

  • ストークスの年度別成績

  • 神戸ストークス 中央が森山知広ヘッドコーチ

■「神戸」初のシーズン

男子プロバスケットボール「Bリーグ」が10月5日に開幕する。

兵庫県唯一のBリーグクラブ・神戸ストークスは、西宮から神戸に本拠地を移し、チーム名も改めた。
2部(B2)西地区に所属してレギュラーシーズン60試合を戦い、プレーオフを勝ち抜いてB1復帰をめざす。

■選手13人に増強

ストークスは昨シーズンの選手12人体制から、日本人帰化選手1名を獲得し、13人体制に増強した。

その、カロンジ磯山パトリック(コンゴ民主共和国出身、前JR東日本秋田)は強豪・東山高(京都市)で本格的にバスケットボールを学んだ。

近畿大在学時に特別指定選手としてB3でプレーしたことはあるが、今回、プロとしてBリーグ入りを果たした。
206㎝、120㎏の強靭なフィジカルを生かしたプレイが期待される。

さらに昨シーズンのB2ブロック王、トレイ・ポーター(210㎝)が残留。
新外国籍選手として、オールラウンドプレーヤのアイザイア・アームウッド(206㎝)と、フィジカルが強いジョーダン・キャロライン(201㎝)が加わった。

一方、兵庫県出身のベテラン勢、キャプテン・道原(どうはら)紀晃(34)、谷直樹(35)、松崎賢人(35)、中西良太(34)は健在。

中堅の渡邊翔太(30)、綱井勇介(27)。
若い川島聖那(23)、金田龍弥(23)、杉山裕介(22)の頑張りにも期待が集まる。

202㎝の中西を含め、2メートル超の選手が5人を数えるのも、ストークスの特徴だ。

昨シーズンに続いて指揮を執る森山知広ヘッドコーチは、
「昨シーズンはアウェイでのプレーオフだったが、今シーズンは(B2西地区2位以内に入って)ホームでプレーオフを戦いたい。そしてプレーオフを勝ち抜き、B1昇格をめざす。
選手は13人に増えたが、ベンチ入りできるのは12人なので、健全な競争が期待できる」と語る。

■6年連続でB2

神戸ストークスは、2016年のBリーグ創設に「西宮ストークス」として参加。
初代B2チャンピオンとなり、2017年、B1に昇格したが1シーズンでB2に降格した。

B2では毎年コンスタントに上位の成績を残し、ここ3シーズン続けてB2プレーオフに進出したが、いずれも途中敗退しB1復帰を果たせていない。

一方で、B2でストークスとしのぎを削った島根、信州、群馬、仙台、佐賀、FE名古屋などのクラブはB1に昇格している。
毎年くやしい思いをしてきた選手らに、今年こその思いは強い。

■10/25に神戸開幕戦

神戸ストークスの開幕戦は、10月5、6の両日にアウェイでベルテックス静岡(今シーズンB2に昇格)と連戦する。
そのあともアウェイでの試合が続き、開幕から6試合連続アウェイというやや異例の日程となった。

新本拠地・神戸での開幕戦は10月25日に、ワールド記念ホール(ポートアイランド)でライジングゼファー福岡と対戦する(午後7時開始)。

続いて28、29の両日も同ホールで越谷アルファーズとホームゲームが行われる。
ストークスは「いざ、神戸。」と銘打ち、ホーム3試合で、計1万5000人の集客をめざしている。

男子バスケットボールはワールドカップで全国民の注目を集めた。ストークスは神戸移転も重なる。

森山ヘッドコーチは、「ワールドカップでいい流れができている。バスケを神戸に根付かせ、メモリアルな1年にしたい」と意気込んだ。
(浮田信明)

 

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