これまで国が全額負担をしてきた新型コロナの治療薬ですが、今月から一部自己負担となります。
自己負担が増えることでどうなるのでしょうか…。街の人の意見はさまざまです。
これまで全額公費負担だった新型コロナの治療薬が、10月から一部自己負担となります。
額は、通常の医療費が3割負担の人で9000円、2割負担の人が6000円、そして、1割負担の人が3000円で、高齢者や持病があるなど、重症化のリスクが高い人や、症状が強い人を中心に処方される治療薬が対象です。
ことし6月に病院を受診し、新型コロナへの感染が分かった人の領収書です。
診療とPCRの検査代、それに解熱剤などの薬の処方に9200円がかかりましたが、3割負担のため、窓口での支払いは、2760円でした。
しかし、これに新型コロナの治療薬が処方されると、支払いは1万円を超えることも。
これについて、兵庫県医師会で医療保険を担当する三浦一樹医師は、負担が増えることで、受診しない人が出る可能性があると話します。
自己負担が10月からどう変わるのか、改めて見ていきます。
新型コロナの高額な治療薬、よく使われる「ラゲブリオ」や「ゾコーバ」など、高齢者や持病があるなど、重症化のリスクが高い人や、症状が強い人に処方される治療薬は、通常の医療費が3割負担の人で9000円、2割負担の人で6000円、1割負担の人で3000円が窓口での自己負担となります。
この他、入院費についても、これまで最大2万円が補助されていましたが、半額となる1万円の補助に変更されます。
どちらも期間は、来年3月末までです。
現在、新型コロナとインフルエンザが同時流行していることから、兵庫県医師会では、受診できる医療機関を増やすよう進めているということです。