県道路公社職員の男を逮捕 工事の入札情報を漏らした疑い

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兵庫県姫路市と高砂市を結ぶ播但連絡道路の補修工事を巡り、入札情報を業者に漏らした疑いで、県の職員の男が逮捕されました。

官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、兵庫県土木部総務課から県道路公社播但連絡道路管理事務所の保全課主査として派遣されている男(38)です。

警察によりますと男は、2023年4月に入札が行われた播但連絡道路の橋梁の耐震補強工事で、神戸市中央区にある土木建築会社の社員の男(67)に、秘密情報である工事価格などを教えた疑いが持たれています。

社員の男は自分が務める会社の取締役の男(49)を通じて、工事を落札した元受け会社の取締役の男(40)に情報を伝えたということで、警察は主査の男と共謀して入札を妨害した疑いで、この3人も逮捕しています。

入札には合わせて6社が参加しましたが、元受け会社の共同企業体が設定された入札下限額と同じ9億3970万円で落札しています。

警察は4人の認否を明らかにしておらず、金品のやり取りがあった可能性も含めて詳しく調べる方針です。

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