神戸・北野の象徴としても親しまれている異人館「風見鶏の館」が耐震工事により長期休館に入るのを前に、30日、お別れのセレモニーが行われました。
風見鶏の館は、1909年ごろにドイツの貿易商の邸宅として建てられ、国の重要文化財にも指定されています。
兵庫県神戸市によりますと、これまでに行った耐震診断で、風見鶏の館には大規模な補強が必要であることが分かり、内部に補強材を入れるなどして改修するということです。
工事は2025年の3月まで行われる予定で、30日のセレモニーでは、これまでの歴史を振り返るスライドショーやスタッフの紹介などが行われ、訪れた人たちがしばしの別れを惜しみました。
神戸市は、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで、工事費用の一部を賄うということです。