兵庫県神戸市に本社を置くアシックスは15日、2024年1月1日付で、社長で最高経営責任者(CEO)の廣田康人(ひろたやすひと)氏(66)が社長職を退任し、富永満之(とみながみつゆき)常務執行役員(61)が社長に昇格する人事を発表しました。
富永満之氏(61)は兵庫県神戸市出身。米カリフォルニア・ポリテクニック州立大卒で、1995年にパデュー大学MBA取得。
アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)、日本IBMなどを経て、2018年にアシックスに入社。2020年から常務執行役員を務めています。
15日に神戸市内で開かれた記者会見で、富永氏は「先進国のみならず、新興国でもブランドを強くして次の成長をしていかなければならない」と述べた他、「ランナーやスポーツをする方を、靴を買うタイミングだけでなく、日々のトレーニングや実際のレースにおいても、デジタルでサポートするようなブランドを目指したい」と意気込みを語りました。
アシックスの社長交代は約6年ぶりで、廣田康人社長(66)は社長職を退任し、会長(CEO)となります。来年1月1日付。