高齢女性の特殊詐欺被害を未然に防いだとして、養父市に住む2人に対し警察から感謝状が手渡されました。

高齢女性への特殊詐欺被害を未然に防いだとして、南但馬警察署から感謝状が贈られたのは、養父市の酒店従業員の田中圭子さん（76）と、タクシー運転手・小野山敏夫さん（65）の2人です。

警察によりますと8月7日、田中さんが、店の顔なじみだった高齢女性から電話で「携帯電話代金が未納なので支払うために電子マネーを買いたい。コンビニの場所を教えてほしい」と相談を受け、特殊詐欺の可能性が高いと疑い、支払いに行かないように説得しました。

田中さんは、念のため、女性が外出の際によく利用しているタクシー会社へ女性が詐欺に遭っている可能性を伝え、運転手の小野山さんが、女性を車に乗せた際に車内での電話のやりとりなどから被害を確信。女性を交番に送り届け、特殊詐欺被害を未然に防いだということです。

南但馬警察署管内ではことしに入って特殊詐欺被害が3件発生しているということで、今後も詐欺被害を減らす取り組みを続けていきたいとしています。