9月18日の敬老の日を前に11日、理容師たちが兵庫県明石市内の老人ホームを訪れ、ボランティアで入所者の散髪を行いました。
全国で約3万8000店舗が加盟する全国理容連合会は、2008年に9月の第2月曜を「理容ボランティアの日」と定め、障害のある人やお年寄りなどにボランティアで散髪を行っています。
明石理容組合は「理容ボランティアの日」の制定に先駆け、約50年前から明石市の老人ホーム「明石愛老園」の入所者をボランティアで散髪しています。
コロナ禍での活動はアルコールやマスクなど、物品の寄付に限られていましたが、2023年は4年ぶりに市内で開業する11人の理容師が集まり、入所者たちにどんな髪型にしたいのか話しかけながら好みの髪型に仕上げていました。
(どんな髪型にしますか?)
「刈り上げ」
「オードリー・ヘップバーン」
(明石理容組合 中尾博之会長)
「女性の方が多いんで長めとか短めとかもみ上げ残してるとか、いろんな注文があります。
こういう所に入っている方は散髪の機会も少ないので、伸びている方も多いし、さっぱりして敬老の日を迎えていただくのは意義があるしうれしい」
明石理容組合は、11日の一日で愛老園に入所する約100人全員の散髪を行います。