2023年6月、兵庫県神戸市西区の草むらで6歳の男の子の遺体が見つかった事件を受けて、市の対応が適切だったかなどを検証する委員会の初会合が、9月2日に開かれました。
6月、神戸市西区の草むらで6歳の男の子の遺体がスーツケースに入った状態で見つかり、同居する叔父や母親らきょうだい4人が殺人などの疑いで逮捕されています。
事件の2カ月ほど前に、市には「男の子の体にあざがある」などの虐待を疑う報告があったということですが、市は叔父らの意向を受け一時保護を見送っていました。
市は、これらの対応が適切だったかなどを検証するため、児童福祉が専門の大学教授ら5人でつくる第三者委員会を設置。
2日に初会合が開かれ、これまでの市の対応について説明があったということです。
委員会では今後、関係機関へのヒアリングなどを行い、再発防止に向けた提言を報告書としてまとめるとしています。