「県内の子どもの命を守っていく」児童虐待情報を警察とリアルタイム共有へ

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  • 兵庫県の斎藤元彦知事

2023年6月、兵庫県神戸市西区の草むらで6歳の男の子の遺体が見つかった事件などを受け、兵庫県は8月30日、児童虐待を疑わせる相談について警察とリアルタイムで共有できる新たなシステムを導入すると発表しました。

県の児童相談所7カ所に寄せられた虐待を疑わせる相談について、県は7月から 全ての内容を警察と共有しています。

しかし現状では、内容の更新が月に1回のため、更新までの間に事態の急変が懸念されることなどから、県は1時間ごとに更新できる専用のシステムを新たに導入すると発表しました。

警察本部や警察署から直接アクセスできる他、それまでの一時保護歴など、児童相談所での対応も確認できるということです。

(兵庫県 斎藤元彦知事)
「小さなシグナルを見逃さないためにも、リアルタイム化が非常に重要だと思っています。県内の子どもの命を守っていくことに全力を尽くしていきたい」

システムの導入は、2024年秋ごろを目指していて、関西の自治体では初めての取り組みとなります。

県によりますと、子どもの泣き声なども含めると、2023年6月には539件、7月には513件の虐待を疑わせる相談を確認しているということです。

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