台風7号で大きな浸水被害が出た兵庫県香美町の香住区で、兵庫県は30日、堆積した土砂などを撤去する応急対策を開始しました。
8月15日の台風7号の大雨で、香美町香住区の油良地区や間室地区では、矢田川が増水し、支流の美の谷川に逆流するバックウオーター現象が起こって、床上浸水などの被害が多く発生しました。
この状況を受けて兵庫県では、本格的な台風シーズンを前に、30日から油良地区の矢田川と美の谷川の合流部付近で、河川敷に堆積した土砂などの撤去作業を始めました。
作業では増水によって倒れた立木を取り除いて、ショベルカーで土砂をダンプカーに積み込んでいきました。この応急対策は10日間程度行われるということです。
兵庫県では、台風シーズン後の11月に、さらに追加の作業を行う予定だということです。