夏休みを過ごす子どもたちに日本の造船技術を知ってもらおうと、神戸に本社を置く川崎重工業で仕事体験会が開かれました。
神戸市中央区にある川崎重工で開かれた造船所仕事体験会は、海の資源を大切にする活動を続ける日本財団が企画したもので、県内の小中学生9人が参加しました。
川崎重工は1896年に神戸で造船会社を立ち上げたのが始まりで、現在は世界初の液化水素を運搬する船舶や、自衛隊の潜水艦なども製造しています。
参加した子どもたちは、最先端の造船技術を見学したり、船の部品をつなぎ合わせるために欠かせない溶接作業を体験しました。
川崎重工において溶接は造船で1年、潜水艦なら最低でも5年の経験を要する重要な作業で、子どもたちは熟練の職人に教わりながら表札や好きなマークを描いていました。
日本財団が企画する夏休みの子どもの仕事体験会はこの他にも魚の養殖やライフセーバーなど18種類が実施されています。