■阪神2-0DeNA/8月20日
阪神先発の伊藤が完封で8勝目。
自らも2点目のタイムリーを放った。
阪神のマジックは1つ減って「26」。貯金は「24」となった。
サンテレビ ボックス席の解説は鳥谷敬氏が務めた。
■マジックより貯金
(2回表の冒頭、中継カメラは球場フェンスの「M」の文字に、マウンド上の伊藤の背番号「27」を重ね合わせ、試合開始時点のマジック27を表現した)
湯浅アナ
「おしゃれな絵作りでしょ。ディレクターが、『きょう、これから行きますから』と…」
鳥谷氏
「よく思い付きましたね(笑)」
湯浅アナ
「残り34試合でマジック27。この数字、選手にとっては?」
鳥谷氏
「27は数が大きいので、そんなに意識はしてないと思うが、貯金がかなりある(試合開始時点で23)ので、余裕を持って戦える。
だいたい貯金が25~20くらいで優勝が決まってくる。そのラインにいるので、連敗さえしなければ…という形になっている」
■”師”の姿を見て
(阪神は2回、一死1、3塁から8番木浪のタイムリーで1点先制)
鳥谷氏
「(阪神は)流れがいい。ランナー2、3塁なら木浪を歩かせて伊藤投手で勝負だったが、(前の坂本が無死2、3塁からサードゴロ。ランナーが)1、3塁で木浪と勝負になった。そういう流れの良さを感じる」
湯浅アナ
「木浪は1年目、(キャンプで)明け方に宿舎近くの室内練習場へ行ったら、汗だくの鳥谷さんがトレーニングしていたのに驚いたと言ってました」
鳥谷氏
「自分はそこまで能力高くなかったので、そうやっていくしかないと思っていた。
(阪神キャンプの)臨時コーチになって、日が出る前、ランニングに行ったら、木浪選手、走ってました。真っ暗な中、あいさつされて、びっくりしました(笑)」
■最後、ヒヤッと
(阪神先発・伊藤は無失点のまま、9回ウラのマウンドへ。先頭の大田をピッチャーゴロに仕留めた)
湯浅アナ
「(伊藤は)9イニング全て、先頭打者を打ち取りました」
鳥谷氏
「相手バッターに、フルスイングや自分のスイングをほとんどさせてない。完璧なピッチングですね」
(しかしニ死から牧が出塁し、打席にソト。伊藤の初球を叩いた)
湯浅アナ
「右中間、打球が伸びていく! 伸びていくが……捕った! 勝利をもぎ取った! 」
鳥谷氏
「ヒヤッとしました。行ったと思いました。入りのチェンジアップが怖かった。(ライトの)森下選手もフェンスギリギリまで先に下がったので、あ、ヤバいと…」
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次回のサンテレビ ボックス席は、8月22日の阪神×中日戦を京セラドーム大阪から生中継する。
(浮田信明)