台風7号により浸水などの被害を受けた兵庫県香美町を、谷公一防災担当大臣と兵庫県の斎藤知事が8月19日に訪れ、斎藤知事は、漁港を覆っている倒木などの撤去を、21日から始めると明らかにしました。
8月15日に兵庫県内を縦断した台風7号により、香美町では住宅30棟が床上浸水、31棟が床下浸水した他、3棟に一部損壊の被害が出ました。
また、香住漁港下浜地区では、矢田川から流れ出た倒木や木くずなどが水面を覆っていて、19日午前、兵庫県の斎藤知事が視察に訪れ、浜上町長や漁業関係者から被害の状況について説明を受けました。
(兵庫県 斎藤元彦知事)
「県としても撤去をできるだけ急いでやっていきたいと思います」
「業者の手配もすでに済んでいますので、21日月曜日から早速スタートしたい。できるだけ早く、1週間前後で終わればいいなと」
午後からは、谷公一防災担当大臣(衆院兵庫5区)が浸水被害の出た間室地区を訪れ、片付けに追われる住民から直接話を聞いた他、土砂災害のあった村岡区で、被害の状況を確認。
視察の後、但馬地域の豊岡市と朝来市、そして香美町と新温泉町の市長、町長と今後の対応について意見を交わしました。
(谷公一防災担当大臣)
「少しでも早く元の生活に戻ることができるよう、できる限り地元のご要望に応えられるように配慮しながら頑張ってまいりたい」
県と香美町はそれぞれ、国に要望書を手渡し、住宅の復旧や流れ込んだ土砂の撤去の他、漁港を覆う倒木などの撤去にかかる費用について支援を求めました。