2023年6月から7月にかけて、兵庫県小野市に住む高齢男性が、17万円分の電子マネーをだまし取られました。警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、6月25日、小野市に住む74歳の男性の携帯電話にショートメールでURLが届き、男性がそのURLをクリックすると、画面に「遺産相続でトラブルになっているが、あなたが6億円の遺産を受け取ることで解決する」「手続きには手数料が必要であり、電子マネーカードをコンビニで購入し、カードの裏面に記載のIDをサイト内に入力してほしい」と表示されました。
男性は指示されるまま、市内のコンビニで19回にわたり電子マネーカードを購入。カードに記載されたIDをパソコンに入力したところ、計17万円分の電子マネー利用権をだまし取られたということです。
男性は1回につき5000円から2万円の電子マネーカードを購入していて、「いつまで経ってもお金が出ていくばかり」と不審に思い、インターネットで調べたところ、詐欺の被害に遭ったと気付いたということで、7月19日に届け出ました。
警察は、インターネットサイト内で「遺産を相続したい。手数料として電子マネーでの支払いが必要」などと言って電子マネーカードの番号をパソコンに入力するよう要求してくるのは詐欺なので相談してほしいと、注意を呼び掛けています。