日本で2番目に古い時計台として知られる豊岡市の辰鼓楼で、「国産の時計台として日本最古」かどうかを調べる現地調査が行われました。
1881年に稼働した、豊岡市出石町のシンボル・辰鼓楼。札幌市時計台に次ぐ、国内で2番目に古い時計台として親しまれています。
今回、出石観光協会では、辰鼓楼が「国産の時計台としては日本最古」かどうかを調べることになり、兵庫県立大学などに依頼し、17日、機械や金属の専門家による現地調査が行われました。
調査ではまず、時計の「金属」部分などを観察し、装置を大学に運べるかなどの確認を行いました。
札幌市時計台の時計はアメリカ製であることが分かっていますが、辰鼓楼の時計は、海外から輸入する場合の費用や期間、デザインなどを考慮すると、国産である可能性があるということです。
今後、遠隔電子顕微鏡による金属の分析によって国産かどうかが判明する予定で、今年度末に調査の中間発表が行われるということです。