兵庫県神戸市西区の草むらでスーツケースに入った6歳の男の子の遺体が見つかり、母親らきょうだい4人が逮捕された事件を受け、神戸市は、市の対応を検証する委員会の初会合を9月に開くと発表しました。
事件を巡っては、4月下旬に、保育園が男の子の体にあざがあるのを見つけ、区役所に連絡。
区役所は、緊急性が高い場合に一時保護の対象となる「要保護児童」として対応していました。
5月上旬に母親らから「育てにくさがある」と相談を受けましたが、その後 祖母から、「家族で面倒を見る」と言われ一時保護を見送っていて、市は、対応を検証する委員会を設置し、初会合を9月2日に開くと発表しました。
委員会には、児童福祉が専門の大学准教授の他、児童虐待に関する県の検証委員を務める小児科医らが参加。
検証の結果とともに、再発防止に向けた提言を報告書にまとめるとしています。