近畿地方を縦断した台風7号の影響で兵庫県香美町では、約30棟の住宅が浸水したほか、土砂が住宅に流れ込む被害が出ています。

気象庁によりますと、香美町では8月15日午後5時までの24時間降水量が過去最多の248．8ミリを記録。
町内を流れる矢田川と湯舟川が「氾濫危険水位」に達したことなどから、町内全域に最も警戒レベルの高い「緊急安全確保」が出されました。

県によりますと香美町では27棟が床上浸水し、3棟が一部損壊の被害を受けたということです。

（被害を受けた人）
「自分は仕事で実際に（災害が）起きた時には この家にはいなかって、壁がこっちに倒れてきてる感じですね。土と一緒に。怖いと思いました」

また、名古屋駅と岡山駅の間が15日終日計画運休した東海道新幹線と山陽新幹線は、16日は始発から通常通り運転を始めましたが、静岡県付近の大雨の影響で東京駅と博多駅の上下線が一時、運転見合わせとなりました。

（東京行き新幹線の利用客）
「きのう帰れなかったので、急きょ、きょうの新幹線を取り直したが、また止まっていて待っているところ。きょう中には東京に着きたい」
「帰りたいけど 仕方ない」
「静岡－三島間が止まっているらしくて、３時間遅れる可能性があると言われた」

その後、山陽新幹線は新大阪から博多駅間の全線で運転を再開しましたが、東海道新幹線の運転再開のめどは立っていないということです。