兵庫県佐用町で20人が犠牲となった豪雨災害から9日で丸14年を迎え、遺族らが献花台に花を手向けて犠牲者を追悼しました。
佐用町の「復興ひろば」で開かれた追悼行事には遺族らおよそ50人が参列し、犠牲者の名前が刻まれたモニュメントの前で黙祷を捧げました。
2009年8月、佐用町では台風の影響で大雨が降り、河川が氾濫して18人が死亡、2人が行方不明となり、住宅およそ1800棟が浸水などの被害に遭いました。
追悼行事では、庵逧典章町長が、「このような悲しみを誰もが受けないような安全で安心できるまちづくりを目指す」と述べました。
その後、モニュメントの前に設けられた献花台に参列者が花を手向け、犠牲者の冥福を祈りました。
参列者は災害の教訓を胸に刻み、防災への誓いを新たにしていました。